月刊BOB　2012年12月号 （通巻114号）

「きれになりたい」「可愛くなりたい」「モテたい」…。
さまざまな想いを胸に、人は美容室の扉を開ける。
「なりたい自分になる」という自己実現の欲求は、
「他者から認められたい」という思いに裏づけられ、
この人間ならではの想いの延長線上、スタート地点にセックスがある。
けれど、「髪とセックス」について、きちんと語られることがあっただろうか。
人間において、セックスは創造的に生きるための重要なファクターのひとつである。
人体にありながら、他の部位とは決定的に異なる髪。

表面的なファッションとしての髪やセックスではなく、本質的な髪とセックスを捉え直すときが、今、来ている。